Media is Hope AWARD 2023下半期・年間賞を発表!!
気候変動やSDGsといった社会課題解決へ貢献するメディア / ジャーナリストの功績を讃える賞
1/31(水)都内で開催された「気候変動メディアシンポジウム」にてMedia is Hope AWARD 2023下半期・年間賞を発表しました!!
Media is Hope AWARDとは、気候変動やSDGsといった社会課題解決へ貢献するメディア / ジャーナリストの功績を讃える賞で、一般社団法人Media is Hopeからお贈りする賞です。
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000128060.html
一般社団法人Media is Hopeは気候変動を解決できる社会を実現するために、気候変動報道強化に繋がるさまざまなサポートを行う団体。メディアや市民、企業やあらゆるステークホルダーが共創関係を築く架け橋となる活動をしています。メディアの中で気候変動やSDGsといった社会課題を扱い続けることは簡単なことではありません。私たちMedia is Hopeは視聴者 / 読者という立場など、メディアではない人たちが課題に尽力するメディアやジャーナリストを応援していく必要があると考え活動しており、この賞もその一環です。
(メディアを応援する企画や視聴者/読者参加型のキャンペーンを2024年2月より新たに始動します。Media is HopeのSNSやホームページをチェックください!)
【Media is Hope AWARD2023 受賞者一覧】
<2023年 下半期>
個人賞:テレビ朝日 山口豊氏
媒体賞:東京新聞
<2023年 年間>
個人賞:ハフポスト日本版 中田真弥氏 / 日刊工業新聞 松木喬氏
媒体賞:朝日新聞社
ソリューション賞:ハースト婦人画報社
ソーシャルメディア賞:露木しいな氏 / RICE MEDIA
ワールド賞:毎日新聞 八田浩輔氏
作品賞:映画「Dance with the Issue」(監督:田村祥宏氏)
※尚、Media is Hope AWARDは、2023年の上半期から贈呈を開始しました。Media is Hope AWARD 2023上半期は、個人賞:メ~テレアナウンサー 島津咲苗氏(メ~テレ プレスリリース)、媒体賞:講談社FRaUが受賞されています。
当日サプライズ発表であったため出席が叶わなかった、2023年下半期 媒体賞:東京新聞 / 2023年間 個人賞:日刊工業新聞 松木喬さん/ ワールド賞:毎日新聞八田浩輔さん / ソーシャルメディア賞:露木しいなさんには別途、贈呈させていただきました。
【表彰理由】
<2023年下半期 個人賞:テレビ朝日 山口豊氏>
全国各地で奮闘する4人の再生可能エネルギー実践者を大きく取り上げた「SDGsスペシャル 再エネ革命ニッポンの挑戦」というテレビ特番は気候変動の解決である再生可能エネルギーの可能性を伝え日本の多くの人たちが希望を持つことのできる番組でした。日頃から地域密着型の地方創生にも貢献する再生可能エネルギーにフィーチャーし独自のスタイルで発信し続ける山口さんの姿はソリューションジャーナリズムの結晶です。(番組はTVerにて無料配信)
<2023年下半期 媒体賞:東京新聞> 東京新聞ならではの気候変動に関連する記事や経済面からの脱炭素などコンスタントに数多く手がけています。特に、10月に出された記事「100年前の夏はこんなに涼しかった…東京の気温を「見える化」したら 2023年の異例ぶりくっきり」は、視覚的に訴えることが難しいとされる気候変動問題において、著しいインパクトがありました。様々な場面で引用されることが多く、社会的な便益に貢献されました。また、市民などの視点で問題の核心を捉えることを意識され、読者とのエンゲージメントも高い。(東京新聞の「 気候変動 」記事一覧)
<2023年間 個人賞:ハフポスト日本版 中田真弥氏> 若者、企業、COP関連など他では読めない深く真理をついた記事を書かれています。記事で扱われる取材先から「こちらが言いたいことをちゃんと伝えてくれている」と評価が高い。COP28、石炭火力だけでなく「すべての化石燃料からの脱却」へ。「大きな前進」だが重要なのは「文言ではなく行動」では、Media is Hopeが専門家との繋ぎ役をしており、丁寧かつ迅速な対応も目の当たりにしています。単に言いたいことを並べるのではなく、言いたいことの先に何があるのかを捉える、中田さんならではの視点で構成された深掘り記事はボリュームがあり、内容が濃く、鋭い。(中田真弥氏の記事一覧)
<2023年間 個人賞:日刊工業新聞 松木喬氏>
企業にとっての有益な情報になるよう企業経営の視点で、脱炭素・再生可能エネルギー・気候変動を記事に昇華されており、昨今の経済界の動きや地域企業が活発になる一助を担われている。他の地域や企業が参考にしやすいよう情報がまとまっている記事の一例として「浮体式洋上風力で雇用約100人…人口減少の離島で起きた〝再生エネ経済革命〟の実態」がある。また、気候変動とニコイチな「生物多様性」との関連性に早くから注目され、書籍も2023年に発行された。松木さんは、社会課題を解決しながらビジネスも成立させなければ!と願う企業たちの代弁者なのかもしれない。(松木喬氏の記事一覧)
<2023年間 媒体賞:朝日新聞社>
朝日新聞は長きに渡り気候変動に関する記事を発信してきました。現在では日常の発信に加え、「地球沸騰 若者はいま」などの新しい切り口の連載、「with Planet」「地球の未来を考える」「SDGs ACTION!」といった多くの特設サイト、また、「朝日地球会議」を継続的に開催するなど様々な経路で気候変動を大きく取り扱っており、人々の気候変動問題の認知に大きく貢献されている。どれだけ多くの時間をかけ創意工夫がなされているか我々の想像に及ばない。(朝日新聞の「気候変動」記事一覧)
<ソリューション賞:ハースト婦人画報社>
気候変動対策はどの企業にも求められており、それを発信する側のメディアもその当事者です。グリーン電力で定期刊行全14誌を印刷するなど自社の脱炭素に先進的に取り組み、自ら気候変動の解決策になろうとする姿は、他社の手本となりイニシアチブを取っています。(サスティナビリティページ)
<ソーシャルメディア賞:露木しいな氏>
課題解決にフィーチャーしたショート動画の発信は、問題に取り組む人たちを鼓舞する力も合わせながら視聴する人たちに希望を与え、「解決できるかも」「自分もやってみよう」そんな気持ちにさせてくれます。フォロワーからの声を活かすなど視聴者を巻き込む力も強い。週2回という発信量は努力の賜物です。(露木しいな氏ウェブサイト)
<ソーシャルメディア賞:RICE MEDIA>
「1分間で社会を知るメディア」と題して発信するコミカルな動画発信は多くの方々にとって問題と向き合うだけでなく、気軽に、手軽にそして楽しみながら知ることのできるコンテンツになっています。全国各地をめぐる現場での取材や検証は、細部までこだわった手触り感やいつも見ることのできない裏側の本当を感じる圧巻の企画力・制作力です。(RICE MEDIAのリンク集)
<ワールド賞:毎日新聞 八田浩輔氏>
日本のメディアの中でも海外からの情報発信は独自のものも多く、「世界の終わりではない」英データ科学者ハンナ・リッチーさん日本初インタビューなど、先進的な気候変動報道を手がけています。毎日新聞の通常記事のみならず、NewsPicksや毎日小学生新聞など受け手に合わせた発信、草の根から外交まで幅広く扱う八田さんの発信は多くの人の気候変動に対する関心を高めています。(八田浩輔氏の記事一覧)
<作品賞:映画「Dance with the Issue」(監督:田村祥宏氏)>
コンテンポラリーダンスと融合させた電力問題をテーマにしたドキュメンタリー映画。例えどの立場であってもこの映画を見れば深く問い直せる時間になると思います。「相手のためのインタビュー」を心がけた田村監督の傾聴力が、この課題を紐解き、前進させてくれています。(映画「Dance with the Issue」公式サイト)
当日サプライズにて発表させていただきましたが、みなさんとても喜んでくださいました。(この表情!)
社会課題と向き合いながら、受け手に届けやすくと試行錯誤しながらの発信は、簡単なことではありません。それが少しでも報われる瞬間でしたら幸いです。
みなさん、いつも本当にありがとうございます!!
「気候変動メディアシンポジウム」について
気候変動解決に求められる報道の在り方を議論する「気候変動メディアシンポジウム」
メディア関係者、専門家、国際機関、実践者、市民/若者など多様な主体と共に開催
開催情報:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000128060.html
メディアコンサルタント市川裕康さんの本シンポジウムレポート:
https://comemo.nikkei.com/n/n92b94aa37646