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COP30現地から〜世界のジャーナリストにインタビューを行いました!〜

COP30現地から〜世界のジャーナリストにインタビューを行いました!〜

2025年11月10日〜21日の約2週間に渡り、国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP30)が開催され、
今年も現地に参加をしたMedia is Hopeのメンバーが世界のジャーナリストにインタビューを行いました。

日頃は取材を行う側であるジャーナリストに、
COP30で特に取材をしたいこと/気候変動に対して希望を失いそうになったときどうしているか/日本へのメッセージ
をお聞きしました。

気候変動報道は、続けることがとても大変な報道です。ジャーナリスト自身への心の負担も大きいと言われています。
そんななかで気候変動報道を行なってくれているジャーナリストたちの想いをどうぞお読みください。

Media is Hope公式インスタグラムでインタビュー動画も公開されています。
それぞれのジャーナリストのリンクから動画も是非ご覧ください!

 

1, Flavia Oliveira – Globo News (インタビュー動画)

お名前とご所属を教えていただけますでしょうか?
Flavia Oliveiraです。ブラジルのジャーナリストです。Globo Newsで働いています。
私は経済と、不平等の問題についてコメンテーターをしています。

このCOP30で特に報道したいことは何ですか?またその理由は何ですか?
私は特に社会的属性と不公平性に関する議論に興味があります。つまり、先住民、黒人の人々、貧しい人々… 気候変動の影響に苦しむ人々についての議論です。そのような人々は、アマゾンを含むブラジル全土存在します。彼らはこの議論に参加することができません。
だから私は彼らの話を聞いて、話をして、この問題に少し希望を持つことに関心があります。

気候変動の解決に対する希望を失いそうになったとき、その希望を持ち続けるために何が役立ちますか?
私はブラジルの黒人女性なので、希望を持ち続ける必要があります。私たちは希望を持って生きています。私は母親であり、祖母であり、孫もいるので、解決策を構築する必要があります。
石油や汚染、海洋などあらゆる問題がありますが、私はより良い地球を望み、信じています。

最後の質問です。日本の視聴者に向けてメッセージをお願いします。
日本のみなさん、ブラジルへ、アマゾンへ来てください。私たちの世界を見て、私たちの世界のために戦ってくれることを願います。

 

2, Nicksson Pantoja – TV Liberal (インタビュー動画)


お名前とご所属を教えていただけますでしょうか?
私の名前はNicksson Pantojaです。TV Liberalで働いています。

このCOP30で特に報道したいことは何ですか?またその理由は何ですか?
私はスポーツについての側面から書いています。しかし、ここではお互いのことを理解するために来ています。私はここベレン出身なので、人々が、食べ物や街についてどう思うのか、何をしているのか、そういったことに関心があります。

気候変動の解決に対する希望を失いそうになったとき、その希望を持ち続けるために何が役立ちますか?
ここCOP30では非常に多くの方が集まり、気候変動について議論しています。気候変動を危機と感じ、関心を持っている。これはっ前向きなことだと思います。そのことが、私に希望を与えてくれます。

最後の質問です。日本の視聴者に向けてメッセージをお願いします。
大切なのは、私たちがお互いに話し合うことだと思います。私はここベレンの出身で、あなたは日本の出身で、とても離れていますが、私たちは共通して、気候変動について話しています。これは希望であり、大切なことだと思います。

 

3, Mark Hertzgaard – Covering Climate Now (インタビュー動画)


お名前とご所属を教えていただけますでしょうか?
マーク・ハーツガードです。国際的なメディア連携団体「Covering Climate Now」のエグゼクティブ・ディレクター兼共同設立者で、アメリカの雑誌「The Nation」の環境担当記者も務めています。

このCOP30で特に報道したいことは何ですか?またその理由は何ですか?
今回はCOP30です。1992年の地球サミットでこのプロセスが始まって以来、ブラジルで開催されるはじめてのCOPです。私もまだ若い記者として地球サミットを取材しました。このサミットが重要なのは、第一に、気候危機は加速していく一方だからです。
そして我々がアマゾン川の河口にいるのは、ブラジル大統領ルラ氏が熱帯雨林保護の緊急性を強調するため、特にアマゾンが急速に臨界点に近づき、取り返しのつかない転換点を迎えている現状を訴えるために、この場所を強く希望したからです。ですから、これは重要になります。森林をいかに保護し、資金調達するか?この問題に対処するための資金をいかに調達するか?そして3つ目は化石燃料です。化石燃料を段階的に廃止しなければなりません。
3つのF、つまり、森林(Forests)、金融(Finance)、化石燃料(Fossil fuels)のことです。COP30で議論すべき重要なのはこの3つのFです。

気候変動の解決に対する希望を失いそうになったとき、その希望を持ち続けるために何が役立ちますか?
これは、長年にわたって気候変動との闘いに携わってきた私たち全員が直面している問題だと思います。そして昨日、Covering Climate Nowはクリスティアナ・フィゲレス氏と記者会見を行いました。彼女は2015年のパリ協定の立案者の一人です。そして彼女はまさにこの質問に答えました。彼女は、絶望を感じているときに助けになる唯一のことは、気候危機に対して何か行動を起こすこと、だと言いました。落ち込んでいて、「ああ、自分には何もできない、大きすぎる、怖すぎる」と感じているなら、何か行動を起こしましょう。
だからこそ、「Media is Hope」はとても重要なのです。あなたたちは行動を起こしています。あなたたちは、人々が問題に対して行動することを手助けしているのです。私たちの努力がどのような結果をもたらすかは分かりません。しかし、私たちは変化をもたらしていることを知ることができます。私にとって、それは本当に大切なことなんです。そして、それが私の正気を保つ方法なんです。それと、私はギターを弾きます。

最後の質問です。日本の視聴者に向けてメッセージをお願いします。
もちろんです。日本は気候変動という地球規模の課題において、非常に大きなパートを担っています。第一に、日本は経済規模が大きいため、温室効果ガスの主要排出国の一つです。しかし同時に、日本国民の大多数、89%が政府にもっと力を入れてほしいと願っています。しかし、政府にもっと力を入れてほしいと「願うこと」と、「実際に行動を起こすこと」は、全く別のことです。
ですから、もし日本の皆さんにお話しする機会があれば、ぜひ行動を起こしてくださいと伝えたいです。 必ず投票してください。気候変動に関心のある候補者に投票してください。友人や近所の人、同僚とこの問題について話し合ってください。そして何よりも、子供たちに教えてあげてください。子どもたちに、これは恐ろしいことだと教えます。しかし、それに対して何かできることはあるということも教えてください。なぜなら、彼らはこの世界で生きていくからです。そして、彼らに自信と知識、そして影響を与えることができると考える強さを身につけさせる必要があります。彼らには行動力があります。彼らはこの問題に対してできることがあるのです。
そして私たち全員がそうすれば、きっと大丈夫だと思います。

 

4, Alice Martins Moraes – Amazonia Vox (インタビュー動画)


お名前とご所属を教えていただけますでしょうか?

はい、Alice Martins Moraesです。ポルトガル語でアリス・マルティンス・モラエスといいます。
ブラジルのアマゾン地域のメディア、Amazonia Voxで働いています。

このCOP30で特に報道したいことは何ですか?またその理由は何ですか?
私は交渉そのものを取材していますが、常にアマゾン側の視点を伝えようと努めています。例えば昨日、私はこの交渉における米国の関与の有無について話し、アマゾンの研究者の視点も伝えようとしました。私は常に、グローバルな側面とローカルな側面そのものの組み合わせを模索しています。

気候変動の解決に対する希望を失いそうになったとき、その希望を持ち続けるために何が役立ちますか?
難しい質問ですね。もちろん、悪いニュースが多すぎて圧倒されてしまうこともあります。でも、私はポジティブなことに焦点を当てるようにしています。例えば、私たちは効果のあった取り組みを特集して報道しています。COPで成果を上げた事例です。例えば今週は、公正な移行に向けた交渉で進展がありました。 COP30では何がうまくいっているのか?そういう側面に焦点を当てています。そして同時に、私はいつも、他に選択肢がないと思っています。
希望を持ち続けなければなりません。そうでなければ、私たちは諦めてしまい、事態はさらに悪化してしまうでしょう。だから私は、アマゾンの人々、アマゾンの研究者、そして日々気候変動と闘っている人々のことを考えるようにしています。
だから私は、すべての報道で、彼らの声を伝えようとしているのです。

日本の視聴者に向けてメッセージをお願いします。
 日本は素晴らしい視点を持っていると思います。気候変動において、日本は大きな重要性と責任を負っています。そして同時に、地球全体に広がりをもたらした文化を持っています。 誰もが日本を知っています。みんな日本に行きたがっています。例えばZ世代は、日本や韓国、アジア地域にとても行きたいと思っています。この世界的な視点と日本への世界的な注目を享受しようと努めることは、気候変動の問題を客観的に見る上で非常に重要となるでしょう。
私のアドバイスとしては、気候変動が何を意味するのかを地元の視点から理解し、それを読者に伝えようと心がけているということです。 そして、日本ではそうする機会がたくさんあると思います。

 

第二弾のインタビュー記事もお楽しみに!