Media is Hope 共同代表 西田と名取が東京都環境審議会に出席しました
2025年2月14日(金)の東京都環境審議会に、Media is Hopeの西田と名取が出席しました。審議会委員からの「将来を担う世代との意見交換」という提案を受け、気候変動対策に取り組む団体の代表としてお招きいただきました。
Media is Hopeからは、Media is Hopeの活動紹介とともに、以下の4点について提言を行いました。
1. 課題整理の必要性
◼︎PDCAを回すために課題特定が重要
→東京都としてのAs-Is(現状)とTo-Be(理想)を明確化
→「都民にどういう行動をしてもらいたいのか、どういうふうに思ってもらいたいのか」を定める/東京都ならではの価値提供とビジョンから逆算した取り組みを具体化
→行動変容ジャーニーの設計とロードマップの作成
2. 効果的な情報の届け方
◼︎情報過多・分散の時代で無作為に情報を届けることが困難
→「コミュニケーションの2段階の流れモデル」の活用
→オピニオンリーダー(「イノベーター」「アーリーアダプター」など、他者に影響を与える人)にをターゲットに絞り情報を届ける
3. メディアの活用
◼︎メディア向けバージョンのリリース作成を提案
→「メディアが取り上げたくなる解釈」を記載することが重要
→情報にストーリー性や具体性を持たせる
→イノベーター、アーリーアダプターに問いかける(例:「あなたが太陽光パネルをつけたら災害時に地域の人たちを助けることができる」)
4. 仕組み化の提案:東京都として語るべきナラティブ
【4つの軸】
共感:ビジョンや想い、共通目標、ストーリーで心を動かす
実利:実利で納得してもらう(例:「再エネは安い」「補助金がある」など)
情報整理:ネガティブな情報を払拭(例:いい再エネと悪い再エネの区別など)
仕組み化::行動変容の実践を広げる方法の仕組み化(再現性の高い、真似したくなる実践情報の付与)
審議会の様子



Media is Hopeは、今後もメディアや自治体、企業など多様なステークホルダーと連携しながら、気候変動報道の活性化に取り組んでまいります。